これが実現すれば外出先でのゴミの心配が減るから,高齢者も安心して出かけられるようになるね
国土交通省は、ディスポーザーと呼ばれる流し台の生ごみ粉砕機の技術を応用し、下水道に紙おむつを流す仕組みの本格的な検討に入る。31日に有識者会議を立ち上げる。使用済み紙おむつの保管やごみ出しを不要にし、高齢者介護や子育ての負担軽減につなげる。実証実験を経て、5年後の実用化を目指す。
なんかすごい考えですよね。いつかゴミ箱にゴミを捨てるとそのまま流れていって,ゴミ回収なんてものが無くなる便利な世の中になるんでしょうか。
でもちょっと気になるので,下水道に詳しい知り合いに聞いてみました。これってどうなの?
『 まず,粉々に粉砕するっていうのは良いね。ビルとかの下水って,一旦溜めて,ポンプで下水道に流す場合が多いんだけど,そのポンプがよく詰まるんだよね。その原因って,女性の生理用品で,結構トイレに流す人が多いんだよね。だから,この機械で粉砕してくれるならそう言ったポンプのつまりも無くなるからとても良いと思う。
ただ,田舎は公共下水道が来てなくて浄化槽を使っているところがほとんど。浄化槽である程度綺麗になった汚水は川に直接流すから,いくら粉砕したとしても川には流せないな。
あと,気になるのは絶対におむつ以外も流すようになるよね。でも,トイレに流せる素材で作りましたとかいう新商品がいっぱい出てくるかもね。
とにかく,お金はかかるかもしれないけど近いうちに出来るんじゃない?』
とのこと。おお,課題はあるみたいですが,近いうちにショッピングモールのトイレで見かけるようになるかもしれませんね。おむつの大人用紙おむつの国内向け生産量は、2016年に過去最多の約74億枚だそうです。これからも,ますます需要が増えるであろう大人用おむつ。この技術は明るい未来に繋がりますね。
蛇足ですが,おむつを捨てにトイレに行く...そして新しいおむつをはく...これって用をたすときはトイレに行くっていう既成概念さえ取り除けば,高齢者だけでなく一般人にも普及していくのではないでしょうか!?トイレを探さなくてもいつでもどこでも用をたせる...そう言ったものの,私もそう簡単にはおむつをはこうとは思いませんね。独り言でした。