介護とその他の線引きが難しい．．．
介護保険のサービスとしてよく利用されているサービスに訪問介護があります。これは、自宅に介護訪問員（ホームヘルパー）が来てくれて、要介護者のために、調理や掃除、洗濯、食事の介助、排せつの介助などをしてくれるサービスです。しかし、家政婦ではないので、介護保険で利用できるサービスには限度があります。ホームペルパーさんに頼めること、頼めないことを知り、無用なトラブルを避けましょう。
今回のテーマは介護か否か
これって，結構難しいと思いませんか。あくまで，本人のための援助であること，そして介護は医療ではないこと。やっぱり難しいです。
例えば，
「自分で使用している客間を掃除をしてほしい。」これは，本人のためであり介護にあたるので，ホームヘルパーさんに頼めます。
「客人が来るから客間を掃除して欲しい。」これは，本人のためではなく客人のためであり介護にはあたらないので，ホームヘルパーさんには頼めません。家政婦さんに頼んでください。
もう一つ
「家から病院に通院するので介護タクシーを利用したい」これは，利用の必要性がある場合介護タクシーが利用できます。
「病院に入院してて他の病院に通院するので介護タクシーを利用したい」これは，医療ですので介護タクシーが利用できません。病院のスタッフにお願いするか民間サービスを利用してください。
というように，物は言いようの部分もあるし，医療と介護の線引きが難しい部分など，グレーな部分や納得いかないところが多々あります。これ，ずる賢い人はなんやかんや理由付けてやってもらったり，ホームヘルパーさんも分かってて早く帰りたいのでちゃちゃっとやってしまって早く帰ろうというのも結構あるのではないでしょうか。
ルールがあればその抜け穴を利用する人が出てくるものですね。みなさん，適正な利用を心がけましょう。
